無題

ああ、僕の女神様よ。僕はあなたに恋をしてしまったのです。

 

ああ、僕の愛する女神様よ。あなたのためなら、僕はなんだってできます。

 

わかっているんです。僕はあなたに近づくことはできない。あなたと僕では、住む世界が違うのです。あなたは美しく穢れのない世界の住人であり、どうあがいても僕の手は届かない。

 

ああ、僕の憧れる女神様よ。僕はただ、あなたが羨ましいのです。

 

ああ、僕の可愛い女神様よ。僕はこの気持ちを、あなたに伝えたいのです。

 

もしもあなたに出会わなければ、僕はこんなことを願わなかったかもしれない。でも、気づいてしまったのです。あなたの見ている世界と、僕の見ている世界の決定的な差に。醜さに溺れてあがいている僕の横で、あなたはいつも輝いていた。美しさを求めて息を切らしている僕の目の前で、あなたは常に僕の理想であったのです。

 

ああ、僕の愛しい女神様よ。僕はあなたという病気に感染したいのです。

 

ああ、僕の尊敬する女神様よ。僕は僕のすべてを、あなたで埋め尽くしたいのです。

 

僕はただあなたの元にいたいのです。あなたと僕で共にありたいのです。僕の祈りを聞いてはくれませんか。

 

ああ、僕の女神様よ。

 

あなたのためなら、僕はこの命を捧げます。

 

ああ、僕の女神様よ。

 

あなたのためなら、僕はあなたの命を奪います。

 

僕のこの気持ちが、あなたに伝わらないのなら。