無題

明日がどうなろうが私はいっこうにかまわない。どうせあなたの世界には、私などお呼びじゃないのだし。

あなたは小奇麗で完璧な何かを求めていたようだが、そんなものこの世にありはしない。あるとすれば、それは建前だ。あなたは、建前にまみれて美しいと勘違いをしているだけだ。

美しくありたいという願望はきつくあなたを束縛する。だが、実際はあなたの周りは汚物で穢れている。それらと共存しようとするならば、自分だけ綺麗で居続けるなんて無理なことだ。あなたが自らを縛り付けてまで排斥しようとするそれは、本当はなくてはならないものなのに。

さて、私の名前はなんだったか。あなたは知っているか。まあ、どうでもいいことか。
あなたは認めることができないのだろう。どうせあなたの世界に私は必要じゃない。

あなたは小奇麗で完璧な何かを求めているようだが、どうだ、それは見つかったか。
いったいそれをどうするつもりだ。振りかざして攻撃するのか、それとも保身に走るのか。

まあどちらにしろ知ったこっちゃない。いずれにせよ、あなたは私を認めることはないわけだし。