無題

例え俺がすべてを振りかざして生きたとしても、誰も俺を受け入れようとは思わないだろう。

多くは、受け入れたふりをするか、受け入れた気になって自己陶酔するかの、どちらかだ。あからさまに舌打ちをして去っていく奴だって、俺は何人も見てきた。誰かここがどこか教えてくれ。

俺はお前らに暴言を吐くことに、躊躇はない。蛆虫や雌犬が何を言おうと、ここを退くことはしない。俺は確信しているんだ。俺を含めたすべての蛆虫が、どこかにある正義を求めている。俺はお前らを汚い言葉で罵倒するが、それは決して俺がただのイカれた野郎だからではない。俺は正義を信頼している。必ずこの世界のどこかにある。だからこそ、俺はお前らを蛆虫と罵るんだ。

誰か、ここがどこか教えてくれ。

お前らは、勝手にしろと手を振ればいい。煙草をふかして、くだらない日常に身を委ねればいい。誰がお前らを信じることができるんだ。君ほど素晴らしい人はいないとうそぶいて、お前らは俺をカモにする。俺をつくりものに変える。汚らしい視線で舐めまわす。そうやって頭を狂わせて、すべてを剥ぎ取ってしまうんだ。お前ら人間のくずどもはな。

誰か、ここがどこか教えてくれよ。

俺を待つ人はどこかにいるのか？　頭のおかしい俺を。世間は俺を指差して、顔を歪ませ非難する。俺は道端で、蛆虫ども覚悟しなと叫ぶ。俺は、確信しているんだ。この世界のどこかに、正義はある。必ずだ。だからこそ、俺はまだ、堂々とお前らを罵倒できるんだ。

ああ、ここはどこだ。誰か、俺に教えてくれよ。